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『灰とダイヤモンド』()は、1958年のポーランド映画。 == 概要 == イェジ・アンジェイェフスキが1948年に発表した同名小説をアンジェイ・ワイダが映画化。アンジェイェフスキはワイダとともに脚色も担当した。 ドイツ軍が降伏した1945年5月8日のポーランドを舞台に、党権委員会書記のシュチューカの暗殺を依頼されたロンドン亡命政府派の青年マチェクが誤って別人を殺害し、翌朝、軍によって射殺されるまでの一日を象徴的に描く。 このように、体制側が主人公と捉えていたシュチューカではなく、彼の暗殺を遂行するマチェクに焦点が当てられているため、検閲の際にはその点が問題視されたが、マチェクがゴミ山の上で息絶えるラストシーンが反政府運動の無意味さを象徴したものだと統一労働者党から高く評価され、上映が許可された。しかし、ワイダはむしろ、ラストシーンを見た観客がマチェクに同情することを期待したという〔ETV特集「アンジェイ・ワイダ 祖国ポーランドを撮り続けた男」2008年6月15日放送より。〕。 本作は1959年の第20回ヴェネツィア国際映画祭で上映され、国際映画批評家連盟賞を受賞。ワイダの『世代』『地下水道』とともに「抵抗三部作」と呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「灰とダイヤモンド (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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